
リーフtoホームって電気自動車から家に電力を供給するやつだよね。
これってリーフとはまた別に機械が必要なの?蓄電池の代わりに使えるなら良さそうだけど、不便だったりしないのかな?
リーフtoホームは車から電気を家に供給するスマートホームを実現するわけですが、使い方や導入にいくら掛かるかなどよくわからない事が多いです。
そういった疑問を解決していきます。
僕自身、電気自動車の販売をしていたこともあってリーフtoホームは工事現場の立ち会いや見積もりなど何度か経験しています。
そこで今回はリーフtoホームを導入するメリットや注意点など、しっかりお話していきますよ。
Contents
リーフtoホームは充電が早くなるし給電もできるし便利

引用:http://history.nissan.co.jp/LEAF/ZE1/1709/leaf-to-home.html
リーフtoホームはリーフを導入するご家庭で非常にメリットがあります。
なぜなら家に電力を供給することで節約効果が望めるなど、給電する以外にもメリットがあるからです。
- 夜間電力を使って電気料金を減らせる
- リーフの充電速度が早まる
- 災害時の非常電源として使用できる
- ブレーカーを気にしなくて良い
では詳しく見ていきます。
夜間電力を使って電気料金を減らせる
まずリーフtoホームを導入すると節約効果を発揮できます。
オール電化の住宅はエコキュートなどの関係もあって、夜間の電気料金が安くなるプランを使っていると思います。
その夜間の電力が安い時間にリーフを充電し、昼間はその電力で生活すればそのまま電力の節約につながります。
引用:https://www.nichicon.co.jp/products/v2h/about/
僕の住んでる地域の北陸電力であれば、夜間電力がお得なくつろぎナイト12という契約。
この場合昼間は25円ほどですが、夜間は12.5円と半額になりますから、夜間にためた電力を昼間使うことができれば非常にお得です。
日中家にいないのであればあまり効果は感じられませんが、自宅で仕事をしているような方や専業主婦の方がいるお家であれば非常に最適なプランです。
リーフの充電速度が早まる
実はリーフtoホームを使うと、リーフの充電時間が半分になります。
実はEVパワーステーションは倍速充電に対応しており、従来の200V充電よりも約2倍の速さで充電可能です。
もちろん住宅の電力量を考慮した上で充電しますから急速充電のような30分で充電というのは無理ですが、24kWhモデルのリーフであれば4時間ほどで40kWhのモデルであっても8時間で充電が完了してしまいます。
急なお出かけなど急いで充電したいときや、バッテリー容量の大きなモデルを使ってるユーザーは助かります。
災害時の非常電源として使用できる
もし災害が起こって電力供給が立たれてしまったとき、リーフから電力を供給して生活ができます。
平均的な家庭の電力消費量は一日あたり11kWhほどと言われています。
24kWhの初期型リーフであれば約二日、現行モデルのリーフであれば40kWhありますので3日ほどはなんとかなる計算です。
2日しか使えないなんて不安だという意見もあるかもしれませんが、実は災害が起こったときに、電気のライフラインが復旧するのは2日ほどだと言われています。
なので、節約して生活すれば電力の復旧まで十分に持たせることができます。
昨今では急な土砂降りや台風などの被害により、ライフラインが寸断され孤立する事案が聞かれます。
なかでも2019年に発生した千葉での台風被害で電力が立たれた方も、リーフtoホームでなんとか助かったという事例もあるほどです。
多くのライフラインが絶たれても、一つでもこうして残るというのはとても心強いです。
ブレーカーを気にしなくて良い
リーフtoホームを導入すれば、リーフを充電するために他の電力を節約する必要はありません。
実はリーフの充電には結構な電力が必要です。
最近の住宅やオール電化住宅であれば問題ありませんが、古い住宅などは配線が弱くて充電の電流に耐えられなかったり、ブレーカーが落ちてしまうことがあります。
しかしリーフtoホームは倍速充電に対応しているだけでなく、インテリジェント充電と言って充電中に他の家電の電力使用量を把握し、電力使用量が全体の消費量を超えてブレーカーが落ちないように調節してくれます。
これなら早く充電もできるしブレーカーの心配もないので安心して使えます。
オール電化住宅であってもその他の危機に影響が出ないように急速充電を行います。
リーフtoホームの種類と価格

リーフtoホームを自宅で行うにはEVパワーステーションという装置が別途必要です。
https://www.nichicon.co.jp/products/v2h/about/specs/
EVパワーステーションは大きく分けてスタンダードモデルとプレミアムモデルの2種類あり、それぞれインテリジェント充電、系統からリーフへの供給のスムーズな切り替え、太陽光発電の活用などに対応しています。
基本的にプレミアムモデルは上位互換と考えていただいて良いですが、環境や用途によってはプレミアムでなくてはならない場合もあります。
これらの違いを表に乗せていきます。
| スタンダードモデル(3.7mケーブル) | スタンダードモデル(7.5mケーブル) | プレミアムモデル | |
| 価格 | 398,000円 | 448,000円 | 798,000円 |
| 自立出力(停電時など) | 単相2線101V 3kVA | 単相3線式202V 6kVA | |
| 操作 | 本体スイッチのみ | 本体スイッチ+スマホ操作 | |
| HEMS | 対応 | ||
| 保証 | 2年 | 5年 | |
| 塩害対応 | ○ | ||
スタンダードモデルはリーフtoホームを実現するスタンダードモデルのEVパワーステーションで、ケーブルの長さは3.7mですがロングタイプの7.5mもありす。
平常時は単相3線式の200V電源として作動するので使用には問題ありませんが、停電時には単相2線式の100V電源として作動するため、IHやエコキュートのような200Vの機器の作動には対応できません。
さらに電量供給も3kVAとそこまで大きく出力できませんから、オール電化住宅の場合は注意が必要です。
それに対してプレミアムモデルは最初から7.5mのケーブルが採用されており、停電時でも単相3線式の200V電源になりますからすべての電化製品が使用可能です。
出力も6kVAとかなり大きな出力がありますから、オール電化住宅でもある程度は安心して使えます。
本体操作だけでなくスマホからの操作も可能なので切り替えもスムーズですし、さらにスマートホームのHEMSに対応するなど次世代の住宅要件を満たしていきます。
とくに塩害対策なども施されていますから、海に近くて機器が痛みやすいという人はプレミアムモデル一度です。
リーフtoホームの注意点

車からの電源供給やインテリジェント充電に対応する便利なリーフtoホームですが、設置するにあたって注意していただきたい部分もあります。
それが以下の点です。
- 車の電力残量に注意
- 太陽光発電と併用すると売電価格が下る
車の電力残量に注意
なんといっても電気自動車のバッテリー残量に注意が必要です。
リーフtoホームはその名の通りリーフから電力を取り出して使うので、あまりにも電力を使いすぎると運転できなくなってしまいます。
家庭での電力消費はそれほど大きくありませんので使い切るということはなかなかないとは思いますが、お出かけの用事を忘れていて電気を使い切ってしまったとなれば一大事です。
予定を把握して電力を使う必要もありますが、EVパワーステーションにはリーフのバッテリーの何%まで使うかという設定ができるようになっていますので、そういった機能を活用すると良いでしょう。
太陽光発電と併用すると売電価格が下る
リーフtoホームのデメリットとして大きいのは太陽光発電の売電価格が下がってしまうことです。
太陽光発電を接地してから売電価格がしばらく高いまま維持するFIT。この売電の仕組みにはダブル発電というものがあり、太陽光発電に蓄電池が備わることで発電量が上乗せされるという考えから、売電価格を調整する名目のもと値段が下げられます。
例えば2018年に太陽光発電を導入した場合、10kwhまでは26円/kwhとなっています。これが家にリーフtoホームを設置したダブル充電ということになると25円/kwhとなるのです。
2018年度は1円の差しかありませんが、これが太陽光発電の売電価格が高額に設定されていた頃は非常に大きな負担でした。
ちなみに2019年からはダブル発電であっても売電価格は変わらなくなっています。
現在高い水準で売電価格を取り決めされている方は、リーフtoホームの設置には十分にご注意ください。
電気自動車と合わせて導入するならとてもお得

電気自動車を蓄電池として使えるリーフtoホームは、電気自動車の使い勝手の向上とお得をしっかりと向上させてくれます。
- 導入購入補助金あります
- 蓄電池を買うよりもかなりお得
- 充電が速いから急なお出かけにも対応可能
- 夜間電力契約ならピークシフトで安く使える
導入購入補助金あります
リーフtoホームであるEVパワーステーションを導入するには補助金が交付されます。
これも政府の環境政策の一つで、循環型社会を作っていくための一環ですね。
補助金は以下のとおりです。
| 本体価格 | 補助金 | |
| スタンダードモデル(3.7mケーブル) | 398,000円 | 199,000円 |
| スタンダードモデル(7.5mケーブル) | 448,000円 | 224,000円 |
| プレミアムモデル | 798,000円 | 399,000円 |
上記の通り本体代の半額が補助されます。
詳しくは次世代自動車センターのホームページをご覧ください。
http://www.cev-pc.or.jp/newest/charge4.html
もちろん工事費などは別途かかってきますのでこのままの価格で導入できるわけではありませんが、無理な値引きを頼むよりも気持ちが楽です。
蓄電池を買うよりもかなりお得
リーフtoホームの設置は蓄電池の設置のようなものですが、圧倒的にコストパフォーマンスはリーフtoホームのほうが優れています。
例えばパナソニックのスタンドアロン蓄電池。
こちらは5kwhの容量で90万円です。
それに対して電気自動車リーフは40kwhで332万円で購入できます。
もし蓄電池を電気自動車リーフと同等の容量で設置しようとするとなんと720万円になります。
システムなど色々あるので単純比較するのはおかしいですが、それでもリーフであれば8倍もの容量にタイヤとハンドルが付いてきて運転ができるわけです。
さらに補助金も出るわけですからかなりお買い得です。
充電が速いから急なお出かけにも対応可能
リーフtoホームからの充電は倍速なので、急にお買い物とかの用事ができてもすぐに充電が可能です。
もし帰りが遅くて充電し忘れていても、倍速で1時間も充電できれば40km程は走ることができます。
これなら通勤の片道やお買い物程度ならばなんとかなるでしょう。
特に現行モデルで40kwhにもなったリーフのバッテリーは普通充電で一晩で充電することは不可能。しかしリーフtoホームを使えば一晩で満タンにすることが可能です。
県外へでかけたい、と思ったときも途中で急速充電をかけるのではなく自宅で満タンにして出かけることができるので、出先での急速充電で余計なお金もかかりません。
もしものときにも心強いのがリーフtoホームです。
夜間電力契約ならピークシフトで安く使える
リーフtoホームを活用すれば節電節約効果は大きいです。
夜間電力が安いプランであれば、昼間の電力の半額で夜間に充電して昼間に使えば電気料金はかなり節約できます。
リーフtoホームをまとめます。
まとめ
- リーフtoホームは災害時の給電だけでなく、日常的に節約に使える
- 給電スピードが早く、電力過多にもならないのでブレーカーの心配もない
- 蓄電池を設置するより圧倒的にコスパが良い
- 導入の補助金が車もEVパワーステーションにもでる
- 売電価格の低下があるので、予め確認したほうがよい
電気自動車リーフを導入するのであれば、リーフtoホームを一緒に導入すると使い勝手が非常に広まります。
ぜひ一度考えてみてくださいね。
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