
新車で買うとすごい高いけど、中古車サイトだととっても安いんだよね。
でもやっぱりバッテリーの劣化とかもあるから、中古車早めたほうが良いのかな?
自動車ディーラーで勤めて8年。そのディーラー人生の半分は電気自動車のリーフを自家用車にして使っていた僕。先代マーチが故障したときに車の買い替えを検討したときに、日産リーフを中古車として買うのはどうかを一時期真剣に考えた時期もありました。それらの経験をもとに、日産リーフを中古車の選び方と見分け方をお話していきます。
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中古車の日産リーフのバッテリーの劣化は宿命

日産リーフを中古車で購入を考えている人がインターネットで調べたときに、必ず目に入るのがバッテリーの問題です。電気自動車にとって走れる距離が決まってしまうバッテリーの容量・劣化は、かなりの死活問題といえます。
ただ中古車で日産リーフを買うからには、必ずバッテリーは劣化しているものと思ってください。
このブログをスマホやiphoneを使用して見ている人は多いでしょう。そんなスマホも購入当初は非常に使いやすかったはずなのに、1年や2年と経過していくうちに、どんどんバッテリーが劣化して、一日持たなくなったという人も多いと思います。
日産リーフを含む電気自動車も同じで、使用すればするほどバッテリーは劣化していきますし、例え使わないように放置してあったとしてもバッテリーの容量というのは静かに減っていくものです。
日産リーフの中古車はバッテリーの劣化具合を前提に、自分の日常にとって使えるかどうか、どこまでの劣化なら許容できるかどうかを判断しなければなりません。
バッテリーの劣化目安
日産リーフはディーラーではバッテリーの劣化具合を的確には教えてくれません。そこで登場するのがOBD端子を利用したスパイツール、leafspyです。
僕が乗っていた日産リーフや、当時お客さんに協力してもらってこちらのソフトを使って割り出した日産リーフのバッテリー劣化の目安は、1万kmで1%、1年毎に1.5%程度でした。
例えば5年で5万km走ってる車がいたとすると、12.5%のバッテリーが劣化していると考えられます。
経過年数5年=5×1.5=7.5
5万km=5
7.5+5=12.5
もちろん急速充電などの使用状況によっては劣化の速度はもうちょっと早い場合もあります。
ちなみにバッテリーが劣化して使い物にならなくなった時、車両バッテリーを交換することもできます。
その場合の料金は下記のようになっています。
バッテリーの交換
24kwモデル 65万円
30kwモデル 80万円
40kwモデル 82万円
新品のバッテリーではこのようになりますが、もし80%程度で復元したリサイクルバッテリーであれば、30万円ほどで交換できるようです。
ちなみに上記のソフトを使っておおよそのバッテリーの劣化具合を見た結果、劣化を表すセグメントは実は均等に割り振られているわけではありません。
12セグメントあるのですから、普通は100%のバッテリー容量を12で均等に割ってると考えるでしょう。しかし実際には1つ目のセグメントがなくなることには、バッテリーの劣化が15%となっていました。2つなくなることには75%、3つなくなる頃には68%と実は7割を切っています。
30kwモデルや現行モデルでは試したことがないのでこちらは断言できませんが、バッテリーの劣化具合をセグメントのヘリ具合が比例していると考えると痛い目にあいます。
日産リーフはメンテナンスフリーで乗りやすい車

バッテリーの劣化についてネガティブなお話しをしてきましたが、実はそれに目をつむると日産リーフは、消耗品が少なく燃料代が殆どかからないかなり経済的な車だったりします。
そもそもエンジンがありませんからオイル交換やベルト交換等と言ってものは必要ありませんし、マフラーもありませんから、よく中古で買ったらマフラーが直ぐに駄目になったというようなことも聞きますが、そういった心配もありません。
いちいちガソリンを入れにスタンドへ行く必要もなく手間も減りますので、車の管理が面倒な人にとっては非常に使い勝手が良いという一面もあります。
中古の日産リーフは、車両代は軽自動車並みで走りはスポーツカー、さらに維持費はほとんどかからないという非常に経済的な車なのです。
さらにもし自宅にV2Hを採用すれば非常時の電源として使うことも可能ですから、可能性はとても大きな車なのです。
初期物は至らないところが多いが、目的が合えばコスパ最強

日産リーフの中古車を調べてみると、50万円もしないぐらいの個体があり、見てみるとだいたい日産リーフの出たばかりのモデルです。
こちらは日産リーフが登場した最初期のモデルということでメーカーがかなり研究して作られている反面、運用実績が少ないこともあり実用面では中期以降のモデルとは大きくレベルが違います。
初期型の日産リーフはモーターの出力が高いことや暖房のしくみがPTCヒーターと言って電熱線で無理やり冷却水を温めて暖房にする仕組みのため、冬の消費電力が異常なくらい多くなります。
それに今となってはかなり古いですからバッテリーの劣化も多いですし、実質の走行距離は100km未満、冬場なんかは70kmを切るでしょう。このように少ない走行距離ですから正直使い物になりません。
ただ一日の走行距離が決まっていて、往復30km未満のような人は、ある意味狙い目とも言えるかもしれません。
初代の中期以降は意外と狙い目

初代日産リーフ(ZE0)は前記・中期・後期と3種類が世の中に出ています。前期型は先ほど説明したモデルですが、中期以降の日産リーフは大幅に進化しています。車検証上ではAZE0と表記されているものですね。
このモデルからは走行可能な航続距離を見据えたモーターの出力制御、暖房には過程用エアコンなどに使われるヒートポンプ式を採用して消費電力を抑えています。
それらによりカタログ上の数値も1割ほど伸びていますが、それ以上に実用性が高められているのです。
価格帯をみていくと24kwモデルの50万円から、30kwモデルが150万円程度と幅広くエントリーされています。
24kwモデルは走行距離は実質150kmほど、冬場では120kmぐらいしか見込めません。満充電で100kmも走れば普段の通勤などで、そこまで距離を走らないのであれば十分に使えます。ただ帰宅後の急な外出などには使えない場合がありますから、注意が必要です。
30kwモデルは実質200km、冬場でも160kmは走ります。これだけ走れば普段の通勤にプラスしても余裕が見えますから、実用的な電気自動車を購入したいという人は、この辺りがベストチョイスですね。
とてもリーズナブルな2代目日産リーフ

先程まで紹介したのは初代の日産リーフでした。
現在世の中で売られているのは2代目日産リーフです。2代目日産リーフは安いものならばなんと中古市場で170万円ぐらいから販売されています。新車の価格が350万から始まっていることを考えると半額以下で魅力的です。
こちらは実走行でも280km走りますから、普通のガソリン車に引けを取らない実用性があります。
2代目リーフの中古車を買うメリットはやはりこの価格メリットも大きいですが、保有期間に縛られないというのも大きなメリットです。
日産リーフは新車で購入するときに国から補助金が発生します。
現在では40万円の補助金が発生しますが、その代わりに4年間は必ず保有しなければならず、もし保有期間内に手放すようなことがあれば、残存期間分の補助金を国に返納しなければなりません。
もちろん陸運局に届け出しているわけですから、逃れることは不可能です。
ただ中古車であればその保有期間という面倒な手続きは必要ない上、価格も補助金を考慮した価格で市場に出ていますから、シガラミや補助金手続きなどは必要なく、とても簡単に購入することが可能になるのです。
日産リーフを中古で買うならここを見ろ!

ここまで見て、日産リーフを中古車で買いたいと決断した人もいると思います。
中古車のリーフを検討する際に一番最初に見てほしいのが、やはりバッテリーの残存セグメントです。
全部で12個あるセグメントがしっかりきれいに残っているのは当然のこと、もし1つでも減っている場合は15%以上の劣化が見込まれます。
そして次に年式と走行距離です。一番最初にお話したバッテリーの劣化具合を図る目安を思い出して下さい。
バッテリーは1年で1%、1万kmで1%の劣化というお話しをしました。
その計算をして、バッテリーがどの程度残っているかが計算しましょう。その計算した容量とバッテリーのセグメントの容量が大筋あっているのであれば問題ありませんが、もしそれより劣化しているのであれば、急速充電過多で劣化が進んでいる場合があります。注意してください。
日産リーフの中古車のベストバイは初代の30kwモデル

日産リーフを中古車で購入する場合は、実用性と価格のバランスを考えた結果、初代日産リーフの30kwモデルが非常にコスパが高く、おすすめできるモデルです。
価格は軽自動車並みの価格で購入ができる上、バッテリーの劣化を考えても十分に実用に耐えます。日頃から通勤などで距離が多くてもガソリン代はかからない上に軽自動車よりも体への負担は少ないですから、車が必要な人にとってはベストバイなシロモノと言えるでしょう。
電気自動車に興味がある人は、一度30kwの日産リーフを検討してみてください。
ではまた!