
電気自動車であるリーフはV2Hを使うと災害や節約につながるって言いますが、実際どのようなメリットやデメリットが有るのか、よくわからない部分も多いです。
ここではV2Hがそういったものなのか、そしてどんなメリットデメリットがあるのかをお話していきます。
僕自身日産ディラーで電気自動車リーフの販売やアフターサポートをしつつ、自分でもリーフを購入し乗っていたこともあり、リーフについての知識は抜群です。
この記事を読んだ後、あなたはV2H博士です。
Contents
リーフとV2Hを導入するとこんな便利になる

V2Hは電気自動車から自宅に電気を給電できるシステムのことで、停電などの緊急時や電気料金の高い時間帯に電気自動車から給電するなど様々なメリットが有ります。
特に日産リーフとV2Hの組み合わせによって受けられるメリットは以下の4つです。
・電気料金のピークシフト
・停電などの緊急時の給電
・充電時間の短縮
・電気の運搬ができる
ではみていきましょう。
電気料金のピークシフト
深夜の安い電力で充電して、昼間に使って電気料金の節約やピークシフトができます。
夜間電力が安いオール電化住宅のような契約では、電気料金は時間帯ごとの価格が違います。
夜間は電気料金が非常に安い分、昼間の電気料金が高い契約が多いです。
それを利用して電気料金の安い夜間に電気自動車を充電して電気料金の高い昼間に家庭へ電気を供給することで、電気料金の節約を図ることが可能です。
自宅が事務所であったり自宅仕事の方や普段から余り遠出をしない奥様の車として電気自動車を使っている場合は、こういった使い方が便利でしょう。
電力消費量の多い昼間を避けることができるので社会的な負担も減りますから、社会貢献にも繋がりますね。
停電など緊急時の給電
緊急時に電気自動車から自宅へ給電を行う、これぞ蓄電池というような使い方です。
家庭にあるほとんどのものが電力に頼っている現代社会は、電力会社のメンテナンスによるものから台風などの災害によるものまで停電が行われると生活が一気に困窮します。
そんなときに電気自動車とV2Hがあれば、たとえ停電が起こっていたとしても日常の生活をそのまま過ごすことができるのです。
停電といえば長くても1~2日ほどで復旧することが多いですから、電力を節約して生活すれば電気自動車からの給電で十分に賄うことができます。
充電時間の短縮
V2Hは充電時間の短縮をすることもできます。
電力を供給できるV2Hは、家の電力状況も管理していて倍速充電にも対応しているので、最大限の電力で充電ができます。
多少の通勤や買物程度でしたら普通充電である程度賄うことができますが、突然明日遠出がしたいとなったときに車の電力を使い切っていたら、2日ほど充電しないと目的地まで走ることができない場合があります。
特に近年実用性の改善のためにバッテリー容量が増加しで充電時間が長くなる傾向にある電気自動車です。
一晩で満タンにまで充電が可能になる装置は、非常に助かるものです。
電気の運搬ができる
電気自動車という特性を利用して、充電した電気をイベントや作業場に持ち込んで給電する電気の持ち込みという方法もあります。
簡易的なV2Hを電気自動車に積載して、イベント会場や工事現場など電気が必要な場所へバッテリーごと持ち運ぶことで、コンセント等のない場所でも電気を使うことが可能になります。
東日本大震災の際には日産が電気自動車のリーフで被災地に電気を供給しに行くなど、社会的にも役に立っていたことは記憶に新しいでしょう。
ちなみにリーフを販売している日産には急速充電の利用が無制限のプランが有り、それを利用して外で充電して自宅に持ち帰るという行為が一部でありました。
そのユーザーに直接聞いた話では、太陽光発電と併用することで年間で40万円近い利益が出ていたという話を聞いています。
ただその人は1日に3~4回(昼夜問わず)リーフの電気がなくなるたびに充電しに来店して、都度30分充電していました。
バッテリーの消耗や充電時間の観念、そして正直ディーラーからの冷ややかな視線に耐えながらこういったことを行えば、電気でお金を稼ぐことも可能です。
リーフとV2Hを導入する際に注意すべきこと

メリットの多いV2Hですが、もちろん注意しなければならないこともあります。
・一軒家が必要
・太陽光との組み合わせ
・突然のお出かけの充電量
では詳しくお話していきましょう。
一軒家が必要
自宅へ給電するV2Hですが、2020年5月現在一軒家以外で対応している話は見たことがありません。
マンションやアパートなどでは、駐車場の場所や部屋までの給電などの問題もあって設置することができないようです。
充電設備のあるマンションなどはぼちぼちと出てきていますが、リフォームでスマートホームのようなマンションを実現のは現状厳しいですし、そういった新築マンションが出るにもまだまだ時間がかかると言えるでしょう。
太陽光発電との組み合わせ
電気自動車から自宅へ電気を供給するV2Hは、太陽光発電との組み合わせがぴったりのようです。
しかし残念ながら一つ問題があって、V2Hを設置することで売電価格が落ちてしまう場合が多いのです。
V2Hは充電量の底上げをするとみなされていて太陽光発電とのダブル発電という状態になり、売電価格も見直さなければならないという話です。
詳しくはこちらをご参照ください。
ダブル発電とシングル発電で違った売電単価、なぜ?最新の単価に変化も
現在太陽光発電で高額な契約をしている方は、注意しましょう。
突然のお出かけの際の充電量に注意
注意が必要なのは、残量ギリギリまで給電しているときの急なお出かけが発生した場合です。
基本的に家に電極を供給するだけでなく、車としての用途ももつ電気自動車ですから、計画外の移動が突然必要になったときなどに注意が必要です。
ただV2Hでは給電容量の制限があったり急速充電設備も充実してきていますから、普段からそういった事態に対応できるように配慮しておけばそれほど大きな問題にはならないでしょう。
リーフにぴったりなV2HはEVパワーステーション!
V2Hを行う機器は色んなメーカーから出ていますが、リーフの場合はニチコン製のEVパワーステーションがおすすめです。
EVパワーステーションは初期型リーフの発売当初からリーフtoホームを実現する機械として、つねに開発をともにしていましたし、日産としても最初からリーフtoホームのパンフレットとしてこちらの機器を紹介していたこともあります。
ですので、これからリーフとV2Hを導入しようという場合は、EVパワーステーションがおすすめです。
そんなEVパワーステーションは大きく分けて2種類あります。
・出力の大きな据え置きタイプ
・持ち運び可能な低出力タイプ
自宅への給電を考えている人は無条件に据え置きタイプになりますし、イベント事など大電流が必要な人は持ち運び型が便利です。
ではそれぞれ良いところを見ていきます。
出力の大きな据え置きタイプ

電気自動車やプラグインハイブリッドカーなどのような大容量の電力を自宅に給電する場合は、据え置きタイプのEVパワーステーションが必要となります。
テレビや日産ショールームなどでリーフから実際に電気を給電しているスマートホームをみて、新しい時代のような印象を持たれた方も多いのではないでしょうか。
こちらはある程度出力の大きな電力を供給できますから、一般的な住宅はもちろんのこと大型エアコンやIHなどを活用するオール電化住宅にも対応しているものもあります。
こちらのタイプは最初にお話した電気自動車の倍速充電にも対応していますから、容量の大きなバッテリーを積む電気自動車を選んでいる人にとっても便利です。
据え置きタイプには3種類のモデルがありますが、詳しくはこちらの記事でご紹介しています。
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もちろん後々リーフからその他の電気自動車やプラグインハイブリッドカーなどに乗り換えたとしても、電力を自宅に給電する事はできます。
日産リーフを自宅の蓄電池のような使い方をしたい人はこのタイプを選びましょう。
持ち運び可能な低出力タイプ
V2Hの機器の中には、持ち運び可能なものも存在します。
こちらはニチコン製のパワームーバーという機器で、電気自動車の大容量のバッテリーから100V電源を供給できますから、中規模のイベント程度であれば十分に賄うことができるでしょう。
発電機などといったものが必要ないので排ガスのニオイなども気になりませんし、電気自動車から給電することで環境への配慮も演出できますから、イベント自体のイメージも高まります。
電気自動車やハイブリッドカーを発電機の代わりのように使いたい人にとって良い選択でしょう。
操作は簡単ボタン一つ!
リーフとV2Hの組合わせがとても便利で良いとしても、操作が面倒でしたら嫌です。
ただEVパワーステーションはボタン一つで、充電や給電の操作ができてしまいます。
操作方法はメーカーHPで動画で紹介されているので、ご紹介しておきます。
車に充電したいときも給電したいときもボタン一つでできるので、非常に便利ですね。
ちなみに停電時の電力切り替え法もこちらに乗せておきます。
動画ではボタン操作を行っていますが、高機能なプレミアムモデルの場合はスマホと連動しているので、充電や給電操作はスマホ経由で行うことができます。
非常に便利なリーフとV2Hの組み合わせ。
では今回の記事をまとめていきます。
まとめ
・V2Hがあれば災害時にも対応、節約にもつながる
・充電速度が上がるのでリーフを満充電しやすくなる
・現状一軒家がないと設置が不可能
・日産リーフにはニチコン製のEVパワーステーションがおすすめ
リーフとV2Hの組み合わせは、2021年度からは補助金の給付金額にも影響が出てきます。
しっかり検討した上で、導入してくださいね。
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