
電気自動車のに興味があるけど、自分の周りでは実際に乗ってる人がいないし聞きにくい。
かといってディーラーに行くとなんかうまく話しこまれそうで不安だけど、実際に乗ってた人の意見を聞きたい。
そんな不安な気持ちを解消します。
日産ディラーで電気自動車リーフの販売やアフターサポートをしつつ、自分でもリーフを購入し乗っていたこともあり、リーフについての知識は抜群です。
今回は僕が5年間電気自動車リーフに乗って感じたこと、そしてあなたがリーフに合うかどうかをお伝えします。
Contents
電気自動車の日産リーフに5年乗っていました

電気自動車リーフは割と浸透してきたこともあり、ブログなどでもリーフの情報はよくみられます。
ただし割と偏見的な記事が多く感じられるのは僕だけでしょうか?
- ZESPが有料になったことで手のひらを返す人
- 航続距離がー充電時間がーとネガティブな部分しか見ない人
- 電気自動車信者で、良いところだけしか見ない人
両極を見て判断するのもいいですが、どうせなら乗ることでおこった事実をお伝えしたい。
ということで今回ボク自身の体験からリーフを語っていきます。
ちなみにスペックは以下の通り。
- 乗っていたのはZE0中期型リーフの24kWhで、総走行距離は5年で10万km
- 住居は石川県で、隣県の福井や富山はもちろん名古屋や大阪、京都などもでかけています
- 仕事は日産ディーラーで営業マンだった
以上のスペックです。
では話していきますが、要点は以下です。
・夏場は高速道路が厳しい
・冬場はなかなか地獄
・急速充電はバッテリーが劣化する
・急速充電は超めんどくさい
・走って楽しい
・安定感がすごい(滑っても体制を余裕で立て直す
・化石燃料を一切使わない満足感
・電気自動車の中では信頼性ピカイチ
夏場は高速道路が厳しい
電気自動車は季節ごとに苦しいことがあります。
その1つ目に、夏は高速道路での遠出が厳しくなります。
というのもバッテリーの温度がどんどん上昇して、オーバーヒートしそうになりました。
リーフのバッテリーは空冷式で、走りながら冷却していきます。
ただ急速充電を行えばバッテリーに負荷がかかりバッテリー温度は上昇します。
しかし夏は走っていても気温が高いこともあって、リーフのバッテリーはそんな簡単に冷えてくれません。
一番焦ったのは、名古屋から帰ってくる最中にバッテリーの温度がレッドゾーンギリギリだったときです。

これが赤いゾーンに入ると急速充電が不可能になる上、速度も出せなくなります。
夏なのでほうっておいても冷えませんし、走らなければ冷えないのに走るためには充電が必要です。
24kWhモデルなので頻繁な急速充電が必要だったことが原因の一つではありますが、非常に危ないところでした。
冬場は地獄
リーフに乗っていて一番辛かったのは、冬場の航続距離低下です。
リーフの航続距離低下のその要因は、バッテリーの性能低下と暖房の電力消費の2つです。
実はガソリン車でも感じる人はいると思いますが冬は車の機関内の効率が下がるので燃費も落ちます。
それは電気自動車も同じで、バッテリーの温度があたたまるまでは効率が悪く電費が落ちます。
特に電気自動車の場合はガソリン車と違って航続距離が気になる代物ですから、そのバッテリーの減り具合は余計に厳しく感じますし結構焦ります。
そして暖房によるバッテリー消費も多くなります。
ガソリン車の場合エンジンの排熱で暖房を行うので燃費に影響はないですが、電気自動車の場合走行に使うバッテリーを使いながら暖房します。
エネルギーの半分を熱として排出しているガソリン車とは違い、限られたバッテリーから暖房を作り出すのでバッテリー消費は大きく感じ、こちらも航続距離の低下に焦りが出ます。
ちなみに僕は当時まだ急速充電が定額だったので、急速充電を行って無理やりバッテリーを温めていました。
バッテリーの温度が3つから4つに上がると一気にリーフは生き生きしてきます。
今では気軽に充電できないのでできませんが、そんな裏技もあります。
急速充電はバッテリーが劣化する
急速充電はバッテリーの劣化が進みやすいです。
急速充電自体がバッテリーに負荷がかかるというのもありますが、どちらかというとバッテリーの温度に影響がありそうでした。
リチウムイオンバッテリーは満充電やカラの状態での放置やバッテリー温度が上昇することで劣化します。
熱が劣化を促進しているのは、先ほどお話した夏場の高速道路で体感しています。
僕自身5年間で10万kmをほぼ毎日通勤で使い、職場で急速充電するという使い方でも、最終的には80%程度にまでバッテリーは劣化しました。
計算では1年で1.5%、1万kmで1%劣化ですから劣化度合いであれば17.5%程度の筈ですが、20%以上劣化していることになります。
もし急速充電が直接影響があるのであれば、もっと劣化していてもおかしくありません。
そういったことからも、これは急速充電というより温度の問題のほうが大きそうです。
それに日産としては急速充電によるバッテリーの劣化はほとんど気にするほどではないと言われており、温度管理に気をつけておけば僕もそんな大きな影響はないと感じています。
(こちらに関してはソースを現在捜索中です)
長く乗ることを前提とするのであれば、急速充電での充電はおすすめしません。
急速充電は超めんどくさい
はっきり言って急速充電は面倒です。
自宅での充電は全く問題ありません。スマホと同じように指すだけです。
問題は急速充電です。
なぜなら24kWhのリーフは車の中で30分は待たないと十分に走ることは難しいですし、もし先客がいれば譲ってもらうまで動けません。
おまけに次の充電の人が来たらなんだからソワソワして落ち着きません。
つねに椅子取りゲームしてるみたいなもので、あまりいい気分ではないです。
気持ちよく運用していくためにも、急速充電だけの運用は本当におすすめしません。
出先の緊急時だけに考えておいたほうが良いです。
では次に良いところを見ていきましょう。
走って楽しい
電気自動車のリーフに乗ったことのある人なら、この楽しい気分はわかってもらえるのではないでしょうか。
リーフはアクセルを踏むと、スイーっと走り出してあっという間に速度が伸びていくのです。
モーターの走行はエンジンよりも非常にパワフルで、その気になれば前輪をスピンさせることもできます。
走りにしてもCVTミッションのような変な感覚もないですし、エンジンの煩わしさもありません。
走り出したときのフィーンという音も未来感があってとても良いですよ。
安定感が抜群
電気自動車の優れたところは、走行安定性が抜群に良いところです。
実は僕、今まで北陸の雪道を走っていて、アイスバーンで何度か滑ったことがあります。
初めて乗ったサイノスという車は滑って廃車にし、二代目のノートはお尻をぶつけたものの速度が出ていなかったのでなんとか無事。
三代目のリーフは雪で滑ってもスピンすることなく、しっかり体制を立て直して前を向いてくれます。
実はモーターはエンジンとミッションを積んでる普通の車と違って、タイヤまでに余計なものが少ないです。
そのため車の電子制御のレスポンスが非常に優れていて、どんな状況にも即座に対応します。
しかも余裕のトルクとトラクション性能があるので、急な雪の山道でもスイスイと登っていきます。

なんて思ってましたがなんのその。
中途半端な4WD車よりも安心して運転できます。
運転が苦手な人にこそ乗ってもらいたい車でもあります。
化石燃料を一切使わない満足感
ガソリンや軽油と言った燃料を一切使ってないという満足感も高いです。
2030年にはガソリン車の販売を禁止するというお触れがすでに出ています。
環境の負荷を考えるとすでに環境性能を重んじる方へ世界的にシフトしているわけです。
我が家もオール電化住宅だということもあって、一時期一切化石燃料を使わない生活を実現。
そんな娑婆で自分はすでに排気ガスを一切出さずに走っているという優越感というか満足感が感じられるわけです。
でも洗車のためだけにガソリンスタンド行くことは何度かありました。
電気自動車の中では信頼性ピカイチ
今までのは電気自動車の良いところばかりですが、日産リーフの優れたところはその信頼性の高さです。
10年もの間電気自動車を販売した実績から、ユーザーニーズをしっかり把握しているのは大きなポイントでしょう。
40kWhや62kWhモデルなど、価格や航続距離などニーズに対応するラインナップやその車として必要十分な走行性能。
そして日本広しと展開されるサービス網は、もしもの故障などが起こっても安心して駆け込むことができます。
電気自動車は車とは違って簡単に作れるということもあって、これからも電気メーカーやベンチャーが参入してくるでしょう。ただそういった車はまだまだ未知数で、一般的には起こり得ない故障などもおこりえます。
その点日産という長らく自動車を作ってきたメーカーですから車両の信頼性も高いです。
それに彼らが今からやり始めることをすでに一通り済ませているわけですから、安心して車を任せられるのは、リーフの大きな強みです。
あなたが電気自動車のリーフに合うかどうかを見極めるポイント

僕が5年間リーフに乗っていて気づいたことをお話しました。
一般人から見たリーフが、どんな車かを少しでも感じていただければ幸いです。
では次にあなたがリーフに向いてるかどうかを見極めていきましょう。
・電気自動車が楽しめるか
・一日の走行距離が航続距離範囲内か
・安心を求めるか独自性を求めるか
電気自動車が楽しめるか
まず大事なのはリーフ以前に電気自動車が楽しめるかどうかです。
電気自動車の性能が向上し不便なシチュエーションが大幅に減ったとはいえ、ガソリン車とは勝手が違う部分も多く、なれが必要です。
例えば自宅での充電。
ガソリン車には必要ないですが、毎日帰ってくるたびに充電するという行為が面倒だという人もいるでしょう。
そして出先での急速充電。
必要に応じてとはいえ、10分から20分ほど時間を取られるわけです。
こういったことが面倒でやってっれないという人は、リーフ以前に電気自動車は端からやめたほうが良いです。
一日の走行距離が航続距離範囲内か
次に大事なのは、リーフの航続可能距離で一日が過ごせるかどうかです。
現行リーフは自宅で充電する場合、EVパワーステーションを設置しても8時間で40kWhぐらいしか充電できません。
その場合大体280kmぐらいですから、それで一日の走行が事足りるかどうかは重要です。
毎日通勤で往復300km走る人や配達などでそれ以上走る人は、どこかで急速充電が必要になります。となると確実に不便が増えてきますから、はじめのうちは物珍しさで耐えられたものも電気自動車の運用が嫌になります。
あまりにも長距離を走る人にはおすすめできません。
安心を求めるか独自性を求めるか
リーフは電気自動車の中で、ある意味保守的な車です。
電気自動車はエンジンの車に比べレイアウトが自由に聞くこともあり、様々なレイアウトがあります。
テスラはモーターを前後2つ使った4WDシステムですし、HONDA-eは後ろにコンデンサーやモーターを積んだRRレイアウトです。エンジンのような大きいものもありませんから収納も至るところに作ることができます。
往年のスポーティさを表現することもできますし、圧倒的に新しいシャシーを作ることもできます。
そんななかリーフは、平凡さを追求しました。
一般的なボディサイズでボンネットの中に機材を詰め込み、前輪駆動。そしてしっかりハッチバックに収納を作る灘尾、一般的なハッチバック車から違和感なく乗り換えられます。
電気自動車という新しい形の車に乗るのに平凡な車に乗りたくないという人はリーフには向きませんが、今までの車という概念を大きく崩さずに乗れるということでは、リーフの右に出る車は今の所いません。
まとめます。
まとめ
・季節によってある程度走り方には考慮が必要。
・急速充電での運用は超絶めんどくさい。
・走行安定性が非常に優れている
・リーフは電気自動車の中では平凡だけど、信頼性は抜群
リーフは電気自動車の中でも、よくも悪くも平凡なことが売りです。
電気自動車という道の車に初めて乗るという人にはおすすめできる車です。
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