
リーフに乗るにはZESP3っておいうのに加入しなくちゃなんないらしいけど、ZESP3ってなに?
月額課金制みたいだけど入ると便利なことでもあるの?
リーフを購入するにあたって気になるのが充電サポートプログラムのZESP3。
急速充電が使えるカードだけに電気自動車に必須には見えますが、月額料金も安くないので気になるところです。
今回はその疑問を解消していきます。
日産ディラーで電気自動車リーフの販売やアフターサポートをしつつ、自分でもリーフを購入し乗っていたこともあり、リーフについての知識は抜群です。
ここではZESP3の内容とZESP2からの変更点、そしてZESP3の注意点について詳しくお話しています。
Contents
ZESP3はリーフの充電サポート用のプログラム

ZESPとはゼロエミッションサポートプログラムの頭文字をとってできたプログラムで、電気自動車リーフの発売から続くサポートプログラムで、その名の通り電気自動車だけでは不便な部分を補ってくれるサービスとなっています。
現行サービスのZESP3のサービスは以下の2つに集約されています。
使い勝手に合わせた急速充電サポート
日産カードと併用したエマージェンシーサポート
使い勝手に合わせた急速充電サポート
まずひとつめのサービスが急速充電を行うサポートです。
リーフはガソリンの代わりに電気を充電して走る車で、その充電方法は自宅で行う普通充電と日産ディーラーなどにある急速充電機で充電する2種類が主です。
急速充電設備ははマンション住みで自宅に充電設備が設置できないご家庭であったり、お出かけをした際に急速充電が必要になった時などに使います。
なのでその人に合わせたプランが必要なのです。
ZESP3プランは、以下のようになっています。
10 4000円 2,500円 10回(100分) 350円 無料
20 6000円 4,500円 20回(200分) 300円 無料
40 10000円 8,500円 40回(400分) 200円 無料
なし 500円 なし 500円 1.5円/分
充電の時間を書かれてもわかりにくいですね。
次の表で、プランごとの充電を使い切ることでどれだけ走れるかを計算します。
ちなみにリーフは実電費がだいたい7km/kWhで、日産急速充電器は1時間に45kWh充電できるタイプです。
10 100分 75kWh 525km
20 200分 150kWh 1,050km
40 400分 300kWh 2,100km
ZESP3のパンフレットにはもうちょっと誇張されていましたが、現実的にはこれぐらいで考えていただけばよいでしょう。

上記のことから、急速充電だけで運用する場合はプレミアム20かプレミアム40が必要ですが、自宅に充電設備がある場合はプレミアム10、もしくはシンプルプランが良いでしょう。
さらに3年間の長期契約を結ぶことで、月額1,500円割引されるサービスもあります。
長く電気自動車と過ごすことを考えると、長期契約はおすすめです。
日産カードと併用したエマージェンシーサポート
ZESP3には電気自動車ならではのもしもを想定したエマージェンシーサポートもついています。
電気自動車特有のもしもの事態といえば、電欠です。
ガソリン車であれば近くのスタンドへいって携行缶を借りてガソリンをいれて走らせるということも可能ですが、電気自動車はそうもいきません。
そんなときのためにレッカー車を使って近くの急速充電設備がある場所まで送迎してくれるのがこのサービスのいいところです。
それに合わせて日産カードのサービスである事故・故障時の移動費用やレッカーサービスもついてきますから、安心して電気自動車を運用することができます。
ただし、このサービスは申込みから3ヶ月は有料のサポートとなり、料金が発生してしまいます。
一番電気自動車に慣れてなくて電欠しそうな時期を有料にするというのが、正直言って日産が何を考えているのかわかりません。
ZESP2からZESP3で別物級の改編

ZESP3を新規加入する人にとっては問題ありませんが、ZESP2からZESP3に切り替える人はどういった点が変わるのか。
ZESP2から切り替えの際に注意してほしいのは以下の3点です。
充電し放題じゃなくなった
通信サービスは別途になった
リーフ本体から所有者個人契約に代わった
充電し放題じゃなくなった
ZESP2までは急速充電はどれだけ行っても無料でしたが、ZESP3からはプランによる回数制限が発生します。
ZESP2まではリーフをいくら充電しようが月額2,000円の会費さえ払っていれば全く問題ありませんでした。
なぜならそのころのリーフは24kWhモデルが主体で、急速充電がなければちょっと遠くへ出かけるのは厳しいですし、日産もリーフを大々的に持ち上げるために躍起でした。
それが功を奏して新車のリーフもよく売れましたし、大きな価格メリットで中古車のリーフも人気がのび、電気自動車の地位を確立しました。
ただその分一部のユーザーのマナーの悪さが目立ち、急速充電設備のメンテナンス費用がかさんだりユーザー間のトラブルが発生するなど印象が悪くなったのも事実。
そのうえ殆どのユーザーは月に1回か2回ほどしか急速充電を行っていない事も踏まえ、回数制限のついたプランへとなりました。
自宅で充電がメインだった人にとってはそれほど問題ありませんが、マンションなど充電設備が期待できない場所に住んでいる人にとってはなかなか厳しい現状です。
通信サービスは別途になった
日産コネクトと呼ばれるITサービスが別途になったのも今回からです。
リーフは乗る前エアコンや充電スポット検索などと言った通信サービスを使った設備があります。
ZESP2は月額費用の中にITサービスとして盛り込まれていましたが、今回からは切り離され年間6,600円のサービスになっています。
ですのでこれまでITサービスが目的でZESPに加入していた人は価格が大きく下がったのでお得です。
ただ月額から年間課金へ変更されたことや、途中解約で返金がありませんから注意が必要です。
リーフ本体から所有者個人契約に代わった
あまり大きな改定ではありませんが、ZESP3は車両ごとの契約から個人への契約へと変わりました。
ZESP2は基本的に車両へのサービスということでリーフの充電には充電カードを使っても問題ありませんでしたが、その他の車種へ適用するのは契約違反です。
そのためリーフを所有している人がテスラも持っていて、テスラにリーフのカードで充電することはできませんでした。
現行のZESP3からは所有者個人への契約となるので、リーフでもテスラでも充電が可能となります。
とはいえ充電し放題のサービスが終了しているので、ZESP3のカードでテスラをわざわざ充電するメリットはあまりありません。
まとめると、ZESP2では均等にサービスがなされていましたが、メリットを享受できる人とまったくメリットがない人で別れていました。
そういったサービスによる格差を是正するために、今回プラン変更を行ったと考えられます。
ZESP3で注意すべきこと

ZESP3になることで人に合わせた契約になるわけですが、その分扱いがシビアになりますから注意が必要です。
まず考える必要があるのが、第一にあなたが月間どれくらい走るかです。
急速充電の使いやすくするのがZESP3のサポート内容ですから、あなたがどれだけ急速充電を使うのかが重要になってきます。
自宅での充電ばかりで急速充電をほとんどしないのにプレミアム40など契約しても無駄ですし、高速によく乗って急速充電の回数が多いのにシンプルプランやプレミアム10に契約では割に合いません。
ポイント
自宅に充電器がない、高速道路をよく使う→プレミアム40
自宅に充電器はあるが、月に2回以上高速で遠出する→プレミアム20
ほとんど高速には乗らないけど遠出は良くする→プレミアム10
毎日の通勤・買い物や送迎がメイン→シンプル
これぐらいを目安にしてもらうとよいでしょう。
そして充電の回数と時間についても気をつけましょう。
急速充電は1分でも10分でも料金は変わりません。できるだけ最大限充電できるようにしなければむだになります。
例えば急速充電していて、21分で止めるようなことがあれば3回分の消費になります。
この場合は19分ぐらいで止まるように注意が必要です。
時間に関しては、EVsmartさんのブログによると21分で勝手に止まる充電器もあるようですから注意が必要です。
その他にも80%前後からの充電は速度が非常に遅くなり、効率が悪くなります。
このあたりの容量で充電するときは急速充電は使わないほうが良いです。
回数制限があるということはそれらをうまく使わないと損をするということですから、多少はシビアに考えておいたほうが良いでしょう。
長期契約は違約金が発生
ZESP3からはじまった長期契約割引。こちらは3年間の契約で月間1,500円が割引される契約ですが、更新月以外で解約すると違約金が12,000円かかってきます。
気をつけてほしいのは、ZESP3の長期契約は3年契約だということです。
新車と一緒に契約したのであれば車検月で更新になりますが、5年目とかで乗り換えようと思うと契約更新づきではありませんから違約金がかかってきます。
いくら割引されても8ヶ月分の違約金がかかっていては元も子もありません。
もし次も電気自動車を購入するというのであれば問題ありませんが、次は別の車にしようというのであればしっかり違約金のことは考えていたほうが良いですね。
ZESP3はもはやリーフに必須ではないサービス

ZESP3はもはやリーフには必ず必要なサービスでもありません。
ZESP3はリーフに必要なITサービスが含まれることもありませんし、確かに急速充電の料金は安いですが、自宅で充電することが主な人にとってはほぼメリットがありません。
ZESP3のサポートには日産レンタカーで最大50%オフで借りられるサービスやエマージェンシーサポートもありますが、日産の車によほど思い入れがあるか電欠に対して極度な不安がある人でなければ必要ないでしょう。
では今回の記事をまとめます。
まとめ
・ZESP3は急速充電専用のサポートサービスだけど、電欠時のサポートなどもある
・ZESP2とは全く別物。同じものという気持ちで加入してはいけない
・ZESP3は人によってはもう必要ない
現行モデルのリーフは満タンの充電で430kmほど走ることができる性能があります。
これはガソリン車に引けを取らないということはありませんが、給油する走行距離に迫る勢いです。
ここまで進化してきた電気自動車ですから、それに合わせて電気自動車のサポートもゆるくなり、いずれガソリン車と同等な扱いを受けるのは時間の問題でしょう。
リーフがZESPのようなサービスにサポートされなくても乗れるようになってきたという電気自動車の進化がここにも見られます。
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